ホームステイ

2011年、初めて我が家に2人がホームステイに来ました

これも2011年秋に初来日の時の写真です。
私、笑ってますね~。
ふたりの滞在中、ずっと笑っていた気がします。
あっという間に、二人の前では小さな子供のようになってしまうんです。

この年の滞在は私の誕生日を挟んで2週間の滞在でした。
3月には東北の震災で津波とそれに続く原発のメルトダウンがあった年です。
日本にいたたくさんの外国人が大挙して帰国、避難したころでした。

私は、震災の直後に二人にメールしました。
どうぞ来日の航空券をキャンセルしてください。
6か月前の今ならキャンセルが無料でできるはずです。
どうぞ、私に遠慮することなく、と。

ジュディからの返事はこうでした。
「茂子、もし私たちが日本行を取りやめることがあるとしたら、それはイギリス政府が渡航禁止をしたときだけです。
そして、東北だけでなく、南の方にも旅行できるところがたくさんあるはずです」

原発の爆発の被害を受けた東北の人たちに、電気を利用していて直接の被害のない自分たちのことを申し訳なく思っていたら、
「決して自分を責めないことです。あなたが自分を責めて落ち込むことが、誰かを励ますでしょうか。しっかり食べて、よく眠ってください」
それで一緒に旅行したのは関西中心にしたのでした。

初めての我が家へのカップルのホームステイでした。

そのころ私たち夫婦は戸越銀座の55平米くらいの中古の2LDKのマンションに住んでいました。
寝室は私たち夫婦が使っていた6畳の和室とシングルベッドが1台置ける4畳半の洋室だけ。
私たちの寝室を二人に使ってもらったのですが、スペースを作るためにたくさんの家具や持ち物(ため込んでいた不用品)を処分しました。
本棚3つ、カラーボックス何箱も、本(数えきれない)衣類、寝具、タオルやシーツなどのリネン類etc。

狭い住まいによくそんなにたくさんのものを抱えていたものです。
いつも二人の来訪が、私たちの生活に変化をもたらすきっかけになります。

ホームステイを受け入れることは、自分たちの暮らしを丸ごと見直す機会なのです。
向き合うのがつらいことも、見ないふりして過ごしてきたことも、何もかも、もう一度見直さなければなりません。

今の暮らしをより幸せで豊かなものにするために、これから始まるジュディとジェフとの4人暮らしを大いに楽しもうと思います。

ABOUT ME
shigechan1783@gmail.com
NPO多言語広場CELULASのコーディネーターをしています。 セルラスではたくさんの言語(ことば)に同時に触れながら、世界中の誰とでもコミュニケーションできる力を育てています。 ことばはスキルでもツールでもなく、人と向き合い思いを伝え分かり合うために、人類が手に入れた尊い宝物です。 大人から子どもまで、多様な人たちが一緒に、ことばと人を育てあう場は、心とことばが同時に育つ場です。