NPO多言語広場CELULAS

子どもと遊ぶー最強の多言語学習法!-

先日、我が家にセルラスのメンバーのお母さんと3人のお子さんがやってきました。

毎週のピアザ(多言語習得活動)はZoomでやっているので
リアルに会ってするピアザを、1家族ずつ我が家に来てもらってすることにしたんです。

1家族なら、感染リスクもそんなに高くならないですし。

子どもたちは小3、小1、年少さんの3姉妹。
昨年の年末、上の二人とお母さんは韓国にホームステイに行っています。
昨年の秋ごろからの子どもたちの韓国語の伸びは素晴らしく、
特に3年生のお姉ちゃんは、韓国語で話すのが楽しくて仕方がない感じ。

上のお姉ちゃんが楽しそうにしていることは、下の二人もすぐに真似します。
3人とも、毎晩お母さんと布団の上でロールプレイやシャドウイングロールプレイをしているそうで、先日ビデオに撮ってその様子を送ってくれました。

中国語のストーリーをみんなでロールプレイしました。
5人の登場人物(お父さん、お母さん、3人の子どもたち)の性格や外見。
お家の間取り。今何時で、5人家族の一人ひとりが今どこにいて何をやっているか。
子どもたちとストーリーの場面を想像していきます。

役に分かれてロールプレイすると、普段からやっているだけあって
4歳の末っ子ちゃんも一緒に楽しく役割を演じてくれました。

そして中国語のCDをかけると、みんな動きながら中国語をシャドイウングします。
中国語になっても、誰が今どんな動きで何を言っているか
さっき日本語でロールプレイした動きが一緒に出てきます。

みんなその中国語の意味が分かっているのです。

フランス語、スペイン語、英語のCDを流しても
みんなそのセリフの役の動きを楽しそうにしながら
それぞれの言語をCDの通りにシャドウイングしていきます。

私は普段、車の中でCDを流してシャドイウングしているのですが
まだまだはっきり聞き取れない音、言えないことばがあってもどかしい気持ちでした。

ところがこの日、子どもたちと一緒に役の動きをジェスチャーでしながら
シャドイウングしたら、それぞれの言葉が、本当にくっきりはっきり聞こえるのです。

そして私の口からも、CDのネイティブの声優さんの言う通りに
感情のこもったフランス語やスペイン語、英語が出てくるのです。

子どもとやるって本当に楽しい。
そしてその効果は自分一人でするのの100倍くらいすごい。
感動しました。

お母さんにそのことを話したら、お母さんも同じような体験をしているそうです。

去年の4月から一生懸命車の中でシャドイウングするようにしていたお母さん。
7月に韓国の親子のホームステイを受け入れた時、話そうと頑張ったのに
なかなか話せるようにならなかったそうです。

その後、家で夜寝る前に子どもたちと一緒にロールプレイで遊ぶようにしたそう。
普段8時に寝かせていたのを、お布団で30分一緒に毎晩ロールプレイ。
子どもたちはバービー人形を使ったり、日本語でロールプレイするのを楽しみだしました。
CDをかけて動きながらシャドウイングするのは、1,2回。
それなのに、3年生の長女ちゃんを中心にどんどん多言語で言えるようになっていったそうです。
お母さんもあんなにやっても入らなかった多言語が
子どもたちとやったら、1,2回で入ってくるのを経験して
車の中でのシャドウイングは意味がないと思ったそうです。

1人で外国語の音声をひたすらシャドウイングするより
子どもたちと一緒におままごとみたいにストーリーで遊んで
多言語をジェスチャーいっぱいにシャドウイングする方が
何倍も速く意味を伴ってその言語を言えるようになる。
お母さんの結論でした。

子どもたちは今も毎晩「ロールプレイやろう」と
その時間を楽しみにしているそうです。
子どもたちと遊ぶ効果、私も実感しました。

ABOUT ME
shigechan1783@gmail.com
NPO多言語広場CELULASのコーディネーターをしています。 セルラスではたくさんの言語(ことば)に同時に触れながら、世界中の誰とでもコミュニケーションできる力を育てています。 ことばはスキルでもツールでもなく、人と向き合い思いを伝え分かり合うために、人類が手に入れた尊い宝物です。 大人から子どもまで、多様な人たちが一緒に、ことばと人を育てあう場は、心とことばが同時に育つ場です。