NPO多言語広場CELULAS

子どもとことば(多言語)が育つ場所-音と風景があるー

昨年九州に引越した、メンバーが
お子さんたちに起きたことをLINEで教えてくれました。

2017年の7月から2019年の3月まで、1年9か月、海老名ピアザに通ってくれた家族です。
お母さんとお子さん4人で毎週車にを運転して、会場まで通ってきてくれました。

☆最初のメッセージは小1の長女、Mちゃんのこと。

『おはようございます。
昨日の我が家の出来事をお伝えしたくて!

Mが、帰ってくるなり
「ハロー、ハワユー?」なんて言い出して。
私もなんとか英語で返事をした後、聞くと
どうも学校で英語をやってきたようでした。

Mは
「セルラスでやってたよね。」
と嬉しそう。
セルラスでの音がよみがえってきたようでした。

英語が習うではなく、
セルラスのあの空間で聞いていた音だと認識しているMが
少しうらやましいくらいでした。
言語を身に付けるには、勉強で覚えるより、
ピアザのような場所が近道だなと改めて感じました。

また少しずつ多言語を家族の中に取り入れたいと思って過ごしてます😚』

ここまでメッセージ①
小学校の授業で英語を聞いて
家に帰ってくるなり
Hello, how are you?
と嬉しそうにお母さんに話しかけたMちゃん。
英語を聞いて、1年近く離れているセルラスを思い出してくれたようです。

私がこのお話をみんなに伝えて、ブログにも書きたいと伝えたら
快諾のお返事と、
Mちゃんの上の小3のご長男S君のお話が添えられていました。

 

ここからがお返事(2通目)です。

『どうぞどうぞ。
そんなふうに思ってもらえることで、
ただ家族の中にあった出来事が
特別なことに思えてきます。

音ってホントに不思議です。
英語を聞くと、Mはみんなと過ごしたピアザを思い出してるみたいです。
本人はピアザでは全然、多言語を口にしなかったのに、
ピアザの空間にいるだけで頭に心に残ってるんですね。

Sは、海老名でやってたころのCDを聞くと、
ピアザに行くときの車の中を思い出すようです。
「今、海老名インターに入る辺りの道を走ってる」とか、
すごくリアルに言い出してビックリします‼️

子どもと(一緒に)多言語(活動)をやると驚くことが多いです』

・・・・・・お手紙はここまで・・・・・・

5歳でセルラスに来始めたMちゃんは、
日本語でのロールプレイにも、あまり参加しませんでした。
多言語のシャドイウングや多言語でのロールプレイはほとんどしなかった気がします。

そのMちゃんが、学校でAETの先生の英語を聞いたら
「セルラスでやってたよね」と嬉しそうにお母さんに英語で話しかけたのです。

お兄ちゃんののS君は今3年生。
1年生から2年間通ったセルラス。
おうちから兄妹みんなで車に乗ってピアザに来る途中
お母さんが多言語のCDを流していたのでしょう。
CDのお話が、車で会場に行く途中の風景に重なって
お話のどこの部分が周りの風景のいつなのか覚えていたんですね。

 

音と風景が同時にあって、親子で楽しんだ多言語は
音をきっかけに思い出す言葉なんですね。

その時、流ちょうに言葉を発しなくても
子どもたちの中には、言葉(多言語)と風景が
楽しかった気持ちと一緒に、ちゃんと残っているんです。
そして何かの音をきっかけに、思い出して話し始める。

教えられて覚えた言葉ではなく
お母さんと一緒に、友達と一緒に、遊んだところに一緒にあった言葉。
それは難しい外国語ではなく
勉強して覚えた言葉でもなく
その音を聞くと、「知ってる!楽しい」
と思い出す、懐かしい言葉なんです。

子どもたちの中に多言語と一緒に育つものって
ミラクル!
でも本当は、多言語の環境で育つ子どもにとっては
すごく自然なことなんですね。

ABOUT ME
shigechan1783@gmail.com
NPO多言語広場CELULASのコーディネーターをしています。 セルラスではたくさんの言語(ことば)に同時に触れながら、世界中の誰とでもコミュニケーションできる力を育てています。 ことばはスキルでもツールでもなく、人と向き合い思いを伝え分かり合うために、人類が手に入れた尊い宝物です。 大人から子どもまで、多様な人たちが一緒に、ことばと人を育てあう場は、心とことばが同時に育つ場です。