NPO多言語広場CELULAS

多言語が身近になるお話会、開催しました(^^)

お話会、楽しかったです❣️
デンマークスタディツアー仲間のゴマちゃんに再会したのは12月の初め。
そこからポンポンとゴマちゃんが話を進めてくれて、あっという間に今日のお話会になりました。
ゴマちゃんがお話会を開催してくれたの信じられないような幸運ですが、何とお二人の参加者が来てくれたことが、またまた奇跡でした!
お二人とも英語以外の多言語に触れる機会もあり関心も高かったので、お話会にとても興味を持ってくれていました。
前半は世界中にいる多言語の環境の中で育つ人たちの言語感やメンタルの話。
読み書きができなくても話せるという人がたくさんいるのに、日本では読み書きはできても話せない人が大半の不思議。
言葉は音声とその音声が働く状況や場面のイメージとで成り立っていて、音声やイメージのないフレーズや単語をいくら暗記してもなかなか話せるようにはならないこと。
それらを不可分のものとして同時に、そして人と一緒に体験することが、話せるようになるためには必要という話をしました。

後半では、そのような多言語の音声と状況と場面のイメージ(風景)を人と一緒に共有できる環境を日本に作ることを目指している、NPO多言語広場CELULAS(セルラス)の多言語習得活動を体験してもらいました。
まずは参加者の皆さんが初めて聴くというロシア語を聞いてもらい.…。
全然わからなかったロシア語が日本語で場面のロールプレイをした後は、場面のイメージで想像しながら聞けるようになって、グッと近づいたという感想。

そしてその後ロシア語のシャドウイングに挑戦してもらいました。
聞いた後で繰り返すリピート。
聞いた途端に同時に口から出すシャドウイング。
その決定的な違いは……?

シャドウイングをしていて感じる一番の変化は、
ことばを聞いた途端に
その言葉にダイレクトに反応できるようになることです。
普段日本語を聞いて話しているのとは違う部分が反応するんです。
これって、反射神経。
つまりは、そのことばの音に反応できる筋肉ができるんです(^^)

シャドウイングは筋トレだったんです❣️

そういうと、みんなとっても喜んでやってくれました。
そして参加者のお1人が、こう質問してくれました。

「じゃあ、シャドウイングするときは文字を見ない方がいいんですね」

そうなんです!
まさに、そこに自分で気が付いてくれるなんて、私の方が驚きでした。
文字を見ると、特にアルファベットの文字だと、自分の中にあるその文字の読み方(音)が自動的に再生されてしまうのです。
それが起きると、どんな音を聞いても、みんな日本語の(ローマ字の)音に自分の中で無意識に変換してしまいます。
英語で一番顕著に起きます。
だから、最初は音だけを聞いて、自分が聞こえたとおりに口から出すことをしてほしいです。
舌が、頬の筋肉が変わっていかないと出ない音があるし、その音が出るようになると、聞こえる音も劇的に変化していきます。
少し時間と、筋トレが必要なのです。

ロシア語のシャドウイングに挑戦してもらった後、
ちょっとしたサプライズプレゼントですよ〜〜と、私が皆さんにお聞かせしたものがあります。

同じストーリーの英語のCDです。
お二人の感想は素晴らしかったです。

Kさんは「英語ってこんなにゆっくりはっきり聞こえるんだ~!」
Nさんは「英語だと、こんなにわかるんだね。やっぱり英語の情報量は半端なく多いんだ」
ごまちゃん「英語は、言える言葉がいくつもあったー!」

ロシア語を聞いて口から出した後は、
すでに知っている言語である英語がとっても近くなるんです。
それを3人ともリアルに体験してくれました。

これが私のいう多言語のバームクーヘン現象。
自分にとって遠い初めての言語に触れると、
もともと知っていた言語がグッと自分の側に寄ってくるんです。

最後に同じ場面を、韓国語でもロールプレイして遊びました。
もうみんなノリノリでロールプレイしてくれました。
喜んでくれて、嬉しかったです。

参加者のお一人が感想の中で言っていた言葉が、心に残りました。
子供のうちからこんな風にいろんな言語に触れることができたら、
ことばの壁なんて無くなるでしょうね。
でも子供が一番認めてほしいのは親御さんだから、そのことばを共有できなかったら育たばいかも。
英語を習っているお子さんに限って、外国人の人がいても、人前で英語を話そうとしない。
親御さんが「習ってるんだから話しなさい」と言っても、勉強していればいるほど話さないような気がする。

セルラスの多言語習得活動として、ロールプレイやシャドウイングを体験してもらった後で、
私が一番大切だと思っていることを皆さんに伝えました。
多言語を習得するうえで一番大切なことは、
ロールプレイが木の幹で、
シャドウイングが枝、
自由に話せることばが木の葉だとすると
何でも言い合えて受け止めてくれる仲間(家族や友達)という土壌が必要なのです。
その土がなければ、木が育つことはできません。
何でも言えて受け止めてくれる土壌があって初めて
言葉は大きな木に成長するんです。

こんな豊かな土壌が、言葉を育てる環境として日本に広がったら素晴らしいな。
それが私たちセルラスのミッションなんです。
多言語習得活動を通じて世界中誰とでも心を開いて向き合い、伝えあえる人材を育成する。私たちの活動をお伝えするのが本当に楽しかったです。
これからも機会があればお話ししていきたいです。
ご興味のある方、どうぞご連絡ください。

ABOUT ME
shigechan1783@gmail.com
NPO多言語広場CELULASのコーディネーターをしています。 セルラスではたくさんの言語(ことば)に同時に触れながら、世界中の誰とでもコミュニケーションできる力を育てています。 ことばはスキルでもツールでもなく、人と向き合い思いを伝え分かり合うために、人類が手に入れた尊い宝物です。 大人から子どもまで、多様な人たちが一緒に、ことばと人を育てあう場は、心とことばが同時に育つ場です。