NPO多言語広場CELULAS

中国語で「牛乳ちょうだい!」ー3歳さんが話し始めたー

昨年4月に入会されたお母さんが、子どもたちのお家での変化を話してくれました。
今3歳の男の子と6歳の女の子と、お父さんも一緒に毎週のピアザに参加しているご家族です。
ブログに書いてもいい?
と聞いたら、いいですよ~とのこと。
3歳の息子さんのお話です。

・・・ここからお母さんのお話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3歳になる息子が最近変わってきました。
セルラスには息子が2歳の終わり頃に入会しました。

彼がピアザでやることとは、走りまわる、机の下に隠れる。
話すことは、「帰りたい」「お腹すいた」「だっこ~!」
大体毎回こんな感じでしたが、息子には多言語活動は、まだ早いと思っていました。

ですが去年の11月、息子が突然日本語のロールプレイをやる。
そう言って、みんなとロールプレイに参加しました。

いつの間にか、ストーリーの台詞を全部覚えていて、
スラスラと話したことに、とても驚きました。

そして2月になって、息子が急に家で多言語を口にするようになったのです。

お顔に怪我をしたお姉ちゃんに息子が

”Are you ok?”
と声をかけたんです。

その時私が娘に
”Pobrecita!”(スペイン語で可哀そうに!)
というと、その横で息子が
「pobrecita は可哀想だねって言ってるんだよ」
と通訳をしてくれました。

我が家では3時のおやつに牛乳を飲むのですが、
息子はコップを持って

「給我乳奶!(中国語で牛乳ちょうだい!)!」
と言って
「牛乳ちょうだいは
給我乳奶
って言うんだよね~」
と教えてくれました。

また私が人前で話すことになり、頭を抱えて考え込んでいたら

「お母さん、aren’t you tired?(疲れてない?)」と
英語で聞いてくれました!
思わず私も「no, I’m fine!(大丈夫!)」と
英語で応えました。

息子が話しているのはみんな
ピアザでやっていたストーリーの中の
中国語やスペイン語、英語の会話そのままです。

どうして急に?と思いました。

そしてきっと、家庭で使っているからかもしれないと思いました。

実際に私や夫が家で面白がって会話で使っているんです。
親が会話の中で使っていると、子供は自然とその言葉を身に付けるのですね。

・・・ここまで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このお話を聞いて、3歳の息子さん、
お母さんがわかってくれるのが嬉しくて仕方ないんだろうな。
そう思いました。

この子にとって、中国語もスペイン語も英語も
話すとお母さんがわかってくれる。
びっくりして、喜んでくれることばなんですね。

日本語を話すより、インパクトがあって
一回で通じて、お母さんが喜んで応えてくれる。

そんな嬉しい言葉なんだと思います。

親子で一緒に共有する多言語の音と風景は
まるで秘密の合言葉みたいに
親子の関係を一層親密にするのではないでしょうか。

3歳の坊やがどんなにうれしい気持ちでお母さんに話しているか。

可愛いですね。

ABOUT ME
shigechan1783@gmail.com
NPO多言語広場CELULASのコーディネーターをしています。 セルラスではたくさんの言語(ことば)に同時に触れながら、世界中の誰とでもコミュニケーションできる力を育てています。 ことばはスキルでもツールでもなく、人と向き合い思いを伝え分かり合うために、人類が手に入れた尊い宝物です。 大人から子どもまで、多様な人たちが一緒に、ことばと人を育てあう場は、心とことばが同時に育つ場です。