今日、セルラスオリジナルストーリーの中の
初めて聞く1話をシャドウイングしました。
5歳の麗花ちゃんという女の子が
韓国にホームステイした思い出を
作文に書いて読み上げるシーン。
フランス語のCDを聞いていました。
わ~、なんてわかる言葉がいっぱいあるんだろう。
この音は、4月にやったストーリーにも出てきたから
韓国という意味のフランス語なんだな。
子ども、友達、お母さん、私、大好き。
フランス語の単語が聞こえてくるし
意味がずいぶん分かるなあ。
そんな風に思いました。
セルラスでフランス語のCDができたのは
昨年末。今年のお正月から聞き始めました。
1月から4月まで取り組んだ「オープニング」というストーリー。
5月から8月いっぱい取り組んだ「キムチ作り」というストーリー。
そして今日、初めて聞く、「新たな始まり」というストーリーの一部。
今年初めには、一語も知らなかったフランス語です。
それが、8か月たった今、「知ってる言葉」がたくさんある
聞いていると、単語の切れ目や言葉の成り立ちがわかる
なんとなくわかることばになっていました。
流暢に会話できる、ことだけをゴールとしていたら
まさに、入口もいりぐち、拙いとか超初心者と言われることでしょう。
けれど、「わかる!」とフランス語を喜びをもって聞ける。
これは1月の私には味わうことのなかった感情です。
フランス語への親しみ。
わかる言葉として聞く気持ち。
これからもっともっとわかるようになるという希望。
そして自分の変化へのうれしさと自信。
ありがたいなあ~。
こんな気持ちで、知らなかった言葉を聴けるようになるなんて。
幸せなことだなあと思います。
セルラス(NPO多言語広場CELULAS)の仲間である
子どもたちやお母さんたちに
私がコーディネーターをする厚木ピアザのメンバーに
日々の多言語活動の実践からたくさんの発見をシェアしてくれる
セルラスのコーディネーター仲間に
心から感謝の気持ちがわいてきます。
1人で勉強したら、こうはならないと思うのです。
シャドウイングも一人で黙々とやっていたら、苦行になってしまう。
ストーリーもただ黙読するだけだったら
いきいきとしたイメージにならない。
平板な言葉の羅列を暗記しようとしても
心と体が一緒に動くような生身の言葉にはならないのです。
人と一緒に、
音とイメージを共有して
多言語に触れ続ける場があること。
それが苦行でなく、正解や評価でなく
喜びとともにことばと親しくなり
わかっていく場であることが
本当にありがたいなあと思います。
セルラスの多言語活動は、どんなことばとも
親しくなって、きっとわかると自信が持てます。
9月28日(月)セルラスオンライン講演会に
私たちの活動の面白さを聞きに来てください。
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セルラス オンライン講演会