NPO多言語広場CELULAS

どんな国も近くなるー多言語の不思議ー

もう昨年のことになりますが、12月24日にセルラスの渋谷ピアザに参加しました。毎週火曜日に参加しています。

4歳からシニアまでの沢山のメンバーの中に、12月10日に入会したばかりのお母さんがいました。
小2の女の子と小5の男の子のお母さんです。

入会された理由を聞いたら
「ピアザを体験した後で『世界のことばと遊びの広場』というイベントに参加して、
渋谷ピアザの小学生メンバーが留学生と一緒に前に立ち
クイズやゲームの司会を堂々とするのを見て
うちの子たちも、こんな風に活躍してほしいと思いました」
と言っていました。

そのお母さんが、入会してから2週間で感じた変化を話してくれました。
少し不思議なお話でした。

「入会して、今みんなでやっているストーリーを家に帰って多言語のCDで聞くようになりました。

まだ数回しか聞いていないんです。
それなのに、私の中で変化があったんです。

実はテレビの報道などを見て、今まで韓国についてあまりよく思っていませんでした。
好きじゃなかったんです。
テレビから韓国語が聞こえると、
嫌だなって思っていました。

でもまだ数回しか多言語(ロシア語、スペイン語、英語、韓国語、中国語、フランス語)のCDを聞いていないのに
韓国語が嫌じゃなくなったんです。

韓国語を聞いても、
普通に人が話していると思って
聞いているんです。
たった数回聞いただけなのに、不思議ですよね」

これと同じような話を、海老名ピアザで活動するお母さんからも聞きました。
その方は、昨年4月入会で小学生のお子さんが二人いるお母さんです。

ある日御殿場にあるアウトレットのショッピングモールにご主人と買い物に行ったそうです。
その時、中国人の団体の人たちが話す中国語が聞こえてきたそうです。

以前は、大勢で中国語を話しているのを聞くと、うるさいなと感じたそうです。

ところが夏に香港の留学生をホームステイで受け入れたこともあって
中国の人がとても近くなった感じがして
家やピアザで中国語や韓国語でロールプレイもするようになりました。

そのせいか、ショッピングモールで中国語が聞こえてきた時
何て言っているのかな、と
近よって聞きたいと思ったそうです。
そして何か困っていることがあれば、
わかることなら教えてあげたいと思ったんです。

中国語に対する余りの変化に、
自分でもびっくりして、
この気持ちを子どもたちに話したい。
一緒に活動している子どもたちなら
この気持ちがわかってくれる。
子どもたちも同じ変化が起きているかもしれない。

活動に参加していないご主人には、
わかってもらえないだろうと思ったとも言っていました。

以前あった距離感、違和感が消えていた。
何を話しているのかわかりたいと思った。
困っていたら助けてあげたいと思った。

すごい変化です。
ことばの力って本当にすごい。
距離のあった国さえも、近くなる。
わからない言葉、外国語が
人間のことば、きっとわかる言葉に変わる。

多言語で育つもの。
まだまだ不思議なことがいっぱいです。
多言語は世界に平和を築く力になるかもしれない。
2人の話を聞いて、そう思いました。

ABOUT ME
shigechan1783@gmail.com
NPO多言語広場CELULASのコーディネーターをしています。 セルラスではたくさんの言語(ことば)に同時に触れながら、世界中の誰とでもコミュニケーションできる力を育てています。 ことばはスキルでもツールでもなく、人と向き合い思いを伝え分かり合うために、人類が手に入れた尊い宝物です。 大人から子どもまで、多様な人たちが一緒に、ことばと人を育てあう場は、心とことばが同時に育つ場です。